■ 今までの私の歩み ■
皆さん、こんにちは!
私は1996年より19年間、鍼灸師・柔道整復師として医療現場である物理・理学療法科で、疼痛処置やリハビリ、筋力低下防止等に携わってきました。
20代前半の若い頃の私は「患者さんの苦痛をなんとか取り除きたい」という思いから色々な手技を学んでは取り入れ、自分なりに応用したりしてきました。
25歳のある頃には自分の技術もある程度向上し触診の「手」が鍛えられてきたのか、患者さんの骨の並びや筋肉の状態が良い方向に向かっているのかどうかが触って分かるようになってきました。そのお陰で自分の施術が計画どおり、目的どおりの達成を出来ているかどうか、それが分かるようになっていました。
技術は向上しつつあったのですが、数名の患者さんの施術計画の進み具合が自分が思うようにいっていない事に気が付いて「何故なのか?」と悩む日々を送っていました。
そして、ある夏の日、台風が来る前ということもあり外来の患者さんの来院も少なく時間的に余裕のある日がありました。ご近所に暮らしておられるAさん(当時78歳)は「先生、近いから台風やけど来たよ~」と、笑いながら受付に居た私に話しかけてくれました。私は「Aさん、せっかく来て頂いたし時間的にも余裕があるのでボチボチ開始してゆっくりしましょうか」と施術室に入っていただき施術を開始しました。私の中の「中々緩和しない患者さんリスト」に入っておられたAさんとゆっくりとお話をしながら施術をしていました。Aさんは隣の施術ベッドに他の方がいらっしゃらないことで段々とリラックスして、ご家庭での悩みを沢山話してくれました。
なんと!この時にあの中々取れなかった筋肉の硬結が「スッ」と消えたのです!私はこの経験を他の患者さんにも時間の取れる日に試してみました。やはり、7割の方が緩和されたのです。主観的な計測だと言われればそうですが、それでも当時の私は驚きを隠せませんでした。
こういった経験から、もちろん「手技」も大切であるのですが「カウンセリング技術」も必要だという思いに至り、とうとう私は働きながらも大学へと戻って4年間かけて心理学を学び「認定心理士」として認定していただく事になります。
そして、働きながら学び、学びながら働きを繰り返す日々から無理がかかったのか、私は体調をどんどんと崩していく事になります。
神経が高ぶった状態が続き「不眠、肩凝り、腰痛、頭痛、口内炎」に悩まされる日々が続きます。施術者側にいる者としてこれは良くないなと思いました。医療従事者として体調の自己管理は当然のことであり、これにはどうすればよいのかと考えていました。
その当時、アロマセラピーが一般の方にまで広がりを見せ始めていました。東洋の伝統的療法である「鍼灸師」の私は当然に、西洋の伝統的療法である「アロマセラピー」に興味を持っていました。精油やキャリアオイルを購入し様々な使い方で自分の症状の緩和に使い始めました。
この時に経験した「精油の力」に驚き、そして、これを自分の施術技術に取り入れたいという思いから今度はまた懲りずにアロマセラピーを学ぶに至ります(笑)
その後、数年間かけてAEAJアロマセラピストとインストラクター、男性ではまだ数の少ない英国IFA国際アロマセラピストを取得する事が出来ました。
こんな経緯を辿って今の私はありますが、私の持っている技術で困っている方を少しでも癒して、日々を楽に過ごせるお手伝いをして差し上げられたらと思っていますのでどうぞ宜しくお願いします。
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